青汁ダイエットという言葉をご存知ですか?言葉の通り、青汁を飲んでダイエットをすることなのですが、青汁ダイエットを成功させるにはいくつかのポイントがあります。
そこで今回は、青汁ダイエット方法や効果、青汁を飲むタイミングなどについて具体的に紹介していきます。
これから青汁ダイエットを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
青汁とは
そもそも青汁とは、生野菜を絞った汁のことを指しており、原料によって多少味や飲みやすさ、栄養素が異なります。
青汁に含まれている主な栄養素については、下記4つが挙げられます。
- 大麦若葉
- ケール
- 明日葉
- 桑の葉
大麦若葉
大麦若葉とは、イネ科の植物である大麦の中の若い葉のことを指し、豊富な栄養素や有用成分が含まれています。
食物繊維が多く、亜鉛やビタミンCなどさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
味の特徴については、苦味や青臭さなどのクセがないため、青汁の原材料としてほとんどの商品で利用されている万能栄養素です。
また、ビタミン、ミネラル、なども豊富なので生活習慣病予防に効果があるとされています。
大麦若葉の栄養素や効能の解説はこちら
ケール
ケールとはブロッコリーやキャベツの原種で、サラダでも多く利用されているためスーパーフードとして知られています。
独特の苦味があるため、人によっては好き嫌いが分かれる特徴があります。
ケールの具体的な効果については、主に下記2つ。
- 腸内が綺麗になる
- 体内の毒素を排出する
上記以外にもケールを摂取するメリットがあり、健康維持をする上で必要な栄養素として注目を集めています。
ケールの栄養素や効能の解説はこちら
明日葉
明日葉は繁殖力が高く、ミネラルとビタミンが豊富なので、江戸時代から滋養強壮に薬草として知られています。
明日葉の具体的な栄養素については、下記の6つ。
- カルコン
- ルテオリン
- β-カロチン
- 織文繊維
- ミネラル
- クマリン
さらに、動脈硬化や導尿病、高血圧といった成人病の予防などにも効果があります。
明日葉は青汁はもちろん、天ぷらやおひたしなどの料理にも利用されている人気の野菜です。
明日葉の栄養素や効能の解説はこちら
桑の葉
桑の葉とは、鮮やかな緑色をした葉っぱで、近年韓国でダイエットに効果がある健康食材として利用されており、注目を集めています。
豊富なビタミン類やマグネシウム、カルシウム、亜鉛などのたくさんの栄養素が含まれており、糖質分館酵素の働きを妨げる効果があります。
また、大腸の細菌によって分解されて有機酸が作成されることによって便秘の改善にも繋がることが可能です。
このように、桑の葉にはダイエット効果や糖尿病の予防にも効果があります。
桑の葉の効能の解説はこちら
青汁ダイエット効果
青汁には、たくさんの栄養素が含まれているため、ダイエット効果が期待されています。
また、事前に青汁ダイエットの効果について理解しておくことで、より効率良くダイエットをすることが可能。
具体的な青汁ダイエットの効果は、下記4つです。
- 血糖値の上昇をゆるやかにする
- むくみ予防
- 脂肪を分解する
- 整腸作用に役に立つ
血糖値の上昇をゆるやかにする
青汁は、先ほど紹介したケールや大麦若葉などに含まれる食物繊維によって、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。
また、脳梗塞や心筋梗塞、高血圧などの生活習慣病のリスクを軽減することが可能。
血糖値の上昇をゆるやかにすることで、主に下記2つを予防することができます。
- 脂肪が付きづらくなる
- 低血糖になりにくくする
脂肪が付きづらくなる
血糖値の上昇をゆるやかにすることで、脂肪が付きづらくなる効果があります。
血糖値が急上昇すると脂肪が付きやすくなってしまうのは、インスリンの過剰分泌が原因とされています。
さらに、血糖値の急上昇は気持ちがイライラするなどの精神異常を招くことによって、脳が糖を欲してしまうので、さらに脂肪が付きやすい状態になってしまう可能性も。
このように、青汁を飲むことで、血糖値の上昇をゆるやかにして脂肪が付きづらくさせることができるのです。
低血糖になりにくくする
低血糖とは、文字通り血糖値が正常範囲以下まで下がってしまう状態のこと。
低血糖症状が起こると、日常生活を送る上で必要な意欲が無くなってしまうなどの悪影響が出る可能性も考えられます。
血糖値の上昇をゆるやかにして低血糖を予防することで、心筋梗塞や不整脈、狭心症などの病気を予防することが可能です。
むくみ予防
青汁はミネラルの一種であるカリウムが多く含まれているため、むくみ予防に効果的と言われています。
普段の生活でむくみ対策をしようとすると、多くの野菜を摂取する必要がありますが、青汁なら効率良く栄養分を摂取することが可能。
むくみ予防に効果的な青汁の飲むタイミングについては、食事前か食事中に飲むことで、体内の消化器官が活発に働くことができ、青汁が早く吸収されることができます。
また、むくみ予防のために青汁を選ぶ際には、食物繊維の量が多い青汁を選びましょう。
脂肪を分解する
青汁で必要な栄養を摂取することで腸内環境が整い、脂肪分を分解するサポートができます。
青汁の成分は、脂肪分や糖分をキャッチする性質を持っているため、主に中性脂肪の分解を助ける働きがあるからです。
また、先ほども紹介しましたが、脂肪を分解するだけではなくて、脂肪を付きづらくすることも可能なので、これからダイエットをしたいと思っている方にも青汁はおすすめです。
整腸作用に役に立つ
青汁は食物繊維が豊富なため、整腸作用にも効果があることと言われています。
青汁に含まれる食物繊維などで整腸作用効果があることによって、下痢や便秘などのお腹の調子が悪い状態を改善することが可能。
さらに、お腹の調子を上げることによって免疫力を上げることができるメリットがあるため、感染症や肌荒れ、アレルギー症状などを予防することができます。
青汁ダイエット方法
「青汁ダイエットを始めたいけど、具体的なやり方がわからない」と悩んでいる方も多くいます。
実際に青汁ダイエット方法をあらかじめ理解しておくことで、自分に合ったやり方を事前に調べることができるため、効率よく青汁ダイエットをすることが可能です。
具体的な青汁ダイエット方法として、主に下記4つが挙げられます。
- 水と割る
- 牛乳と割る
- 豆乳と割る
- フルーツジュースで割る
水と割る
青汁を水と割ることで、青汁に含まれている栄養素を効率よく血液中に運ぶことが可能です。
また、青汁粉末がダマになりにくく混ぜることができるため、手間がかからずに飲むことができてとても便利。
しかし、青汁の味そのものの味が好きではない方は、青汁の味をそのまま飲むことになるため、水割りではない他の飲み方をおすすめします。
牛乳と割る
青汁を牛乳と割ることによって、青汁と牛乳の栄養素も一緒に摂取することができ、青汁特有の青臭さを消すことができます。
牛乳にはカルシウムはもちろんですが、タンパク質・脂質・炭水化物・ミネラル・ビタミンなどがバランスよく含まれています。
青汁と一緒に摂取することで、より効率よく栄養素を体に摂取することができるでしょう。
なお、牛乳と青汁を混ぜる際にカロリーが気になる場合は、低脂肪牛乳で飲むことをおすすめします。
豆乳と割る
青汁を豆乳で割ることで、青汁に豆乳の甘くてクリーミーな味わいをプラスすることが可能です。
大豆には、満腹感を得ることができる大豆タンパク質と、骨の健康維持にも期待されているイソフラボンなどの栄養素が多く含まれています。
また、豆乳の種類には、下記3つの種類があります。
- 無調整豆乳
- 調整豆乳
- 豆乳飲料
無調整豆乳については、豆乳に水以外のものを加えておらず、栄養素が高いメリットがあります。一方で、豆乳そのものの味がするため、飲みにくいというデメリットがあります。
フルーツジュースで割る
青汁をフルーツジュースで割ることによって、フルーツジュースに含まれている栄養素も一緒に摂取することができます。
具体的にフルーツジュースに含まれている栄養素については、果物の種類によって多少異なりますが、主に下記の栄養素が挙げられます。
- マグネシウム
- 食物繊維
- ビタミン
- ミネラル
- ポリフェノール
- カリウム
- リコピン
さらに、フルーツジュースと一緒に飲むことで、さっぱりと飲むことができるため、継続的に飲みやすいメリットも。
青汁は飲めば飲むほど体に良いというわけではありません。そのため、商品ごとに定められた量を摂取するようにしましょう。
青汁を飲むタイミング
青汁の飲むタイミングについて理解しておくことで、青汁の効果を最大限に活用することが可能に。
さらに、青汁の飲むタイミングによっても得られる効果が異なるため、自分に合った飲み方を知ることにも繋がります。
具体的に青汁の飲むタイミングについては、下記4つが挙げられます。
- 起床後
- 食事の前後
- 就寝2時間前
- 運動後
起床後
起床後は身体がもっとも栄養を吸収しやすい状態になっており、より効率的に栄養素を摂取することができます。
さらに、種類によっては満腹感を得ることができるため、青汁はダイエットにも効果を発揮します。
起床後に青汁を飲む際に注意することについては、胃腸に負担を与えないためにも、できるだけ常温の青汁を飲むように注意が必要です。
食事の前後
食事の前後に青汁を飲むことで、脂肪吸収を抑えたり空腹感を抑えたりすることができるため、食べ過ぎの予防にもなるメリットが挙げられます。
具体的な飲み方については、一気に飲まずにゆっくりと飲むほうが、胃にも優しく血糖値の急上昇を抑えられます。
ただし、食事の前後で青汁を飲みすぎてしまうとお腹がゆるくなってしまう可能性があることに注意してください。
就寝2時間前
就寝2時間前に青汁を飲むことで、寝ている間に腸内環境を整えることができるため、便秘などの予防をすることができます。
さらに、青汁に含まれているケールには、精神を安定させるメラトニンが多く含まれているため、自律神経の働きを整えて安眠に導く効能があります。
毎日仕事で疲れやすいという方には、就寝2時間前に青汁を飲む習慣を身につけることがおすすめです。
運動後
運動後に青汁を飲むことで、水分補給はもちろんですが、運動をする上で必要不可欠な三大栄養素を効率よく摂取することができます。
三大栄養素とは、重要な栄養素となる糖質・脂質・タンパク質のこと。人間の身体活動や生命維持などに欠かせないエネルギー源とされています。
さらに、青汁に含まれているビタミンCやビタミンEを摂取することができるため、老化の抑制や細胞の酸化を防ぐことにも繋がります。
実際、多くのアスリートが普段の食事で足りないものを補う補助食品として、青汁を習慣的に飲んでいますよ。
青汁を飲んで健康的にダイエットをしよう
今回は、青汁ダイエットを検討している方に向けて、青汁ダイエット方法や効果、青汁を飲むタイミングなどについて具体的に紹介しました。
血糖値の上昇をゆるやかにする・むくみ予防・脂肪を分解する・整腸作用に役に立つことが代表的な効能です。
ぜひ、今回紹介したことを参考にして、自分に合ったタイミングで青汁を飲んで健康的にダイエットしてみてはいかがでしょうか。